2007年05月24日

先生、毎日約2時間の残業 40年ぶり実態調査

先生、毎日約2時間の残業 40年ぶり実態調査 文科省

2007年05月23日23時05分

 文部科学省は23日、40年ぶりに実施した教員の勤務実態調査の結果を公表した。

 対象となった公立の小中高では、1日の平均勤務時間が10〜11時間で、恒常的に1日約2時間の残業をしていた。

 同省は教員の給与制度の見直しを進めているが、この結果を受けて「時間外」の扱いが焦点となりそうだ。

 調査は昨年の7〜12月を6期に分けて実施された。小中は毎期180校ずつ、10〜12月だけ実施された高校は毎期120校ずつ、無作為に抽出して対象とした。

 最も勤務時間が長かったのは中学校教員で、平均して1日10時間36分働き、残業は1時間56分だった。夏季休業期の8月分を除くと平均で1日11時間2分の勤務で、2時間13分の残業。小学校教員は1日平均10時間5分の勤務で1時間26分の残業、夏季休業を除くと平均10時間30分の勤務で1時間40分の残業。高校教員は1日平均10時間2分の勤務で1時間44分の残業だった。

 小中教員はいずれも、夏季休業期間も8時間以上勤務しており、残業が生じていた。また、勤務時間が最も長かったのは小中高のすべてで教頭・副校長で、一般教員より1時間前後長かった。

 教員は一般公務員と同様の時間管理が難しいとして、月額給与の4%が一律の「教職調整額」として支給されている。働きぶりに応じて支給額に差をつけるべきだという意見も強く、文科省は現在、どのような支給形式が可能か検討している。
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教員の残業、毎日2時間

教員の残業、毎日2時間

 公立小中高校の教員は勤務日1日当たり平均2時間前後の残業をしていることが文部科学省の全国勤務実態調査で23日、分かった。

 小中学校では1日に平均10分以下の休憩時間しか確保できず、多くの教員が仕事を自宅に持ち帰るなどハードな勤務状況も判明。勤務時間は特に部活動の指導で忙しい中学校教員や教頭が長かった。

 勤務実態調査は40年ぶり。昨年7〜12月(高校は10〜12月)の毎月、小中360校、高校120校で実施。小中計約4万6000人、高校計約1万5000人のデータをまとめた。

 夏休みの8月を除く各月の平均残業時間は小学校が1日当たり1時間40分、中学校が2時間13分、高校が1時間45分。月当たり平均では小学校が33時間、中学校が44時間、高校は35時間だった。

 1日の勤務を分析すると児童生徒の指導に関係ない学校運営や外部対応の業務に要する時間は約2時間。1日の平均休憩時間は、小学校7分、中学校9分、高校は29分だった。

 今回の調査は時間外勤務手当が支給されない代わりに一般公務員よりも優遇されている教員の給与を見直すためのもの。中教審は3月、職務内容などに応じ給与にメリハリをつけるよう答申しており、今後このデータを基に、勤務実態に見合った給与制度づくりが加速しそうだ。[2007年5月23日22時15分]

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